第3話 アフターフォロー

◆◆アフターフォロー◆◆


私は、米ドルを持つことに興味が沸いたので、アフターフォローに参加することにした。


別日に、同じカフェの一角で、1対1で若い女性とお話をした。

その女性は、日本人が日本人の為に立ち上げた、アメリカのネットバンクを紹介してくれた。


渡米せず、ネット一本で講座開設ができる事。外貨預金を持っても、日本人の為に開かれた銀行なので、日本語のサポートが得られて安心なこと。

ほう、と話を聞く。


そして、定期預金の金利が、年利5~8%であることを告げた。

日本の0.01%の金利と比べたら、よだれが出るほど魅力的だ。


そして、どうしてその様な高金利を銀行側が出せるのかを聞くと、その銀行は、ビジネスとしてフィリピンに貸し付けをしているとのことだった。


そのフィリピンでは40%の金利で貸し付け、貸付額の2倍の担保をとって貸しているので、借りた側が返せなくても、預金の金利5%は余裕で払えるというのだ。銀行は、その金利差(利ザヤ)で儲けているから安心だ。と。


闇金ウシジマくんの匂いがしてくる。とんでもない事が起きてそうだぞ。と思っていたところで、日本の過去の事例が出される。

日本のバブル期。貸付金利は40%くらいはあって、預金で7%の金利が発生していた時期がある。と。


それは知っていた。ばあちゃんが、「昔の銀行は良かった」と話していたのをうろ覚えながら記憶している。


フィリピンは今、とんでもなく経済発展が著しい国で、新規ベンチャー企業がどんどん出てきているのだ。と。そして、個人で挑戦したい人が、お金を借りて、ビジネスを始めるという風潮が強いので、この40%貸し付けも成り立っているのだ。と言った。


なるほどなるほど。

だから、このアメリカの銀行に預金を預ければ、安心して、自分の資産を金利で増やすことが出来る!と。銀行であれば、元本は当然保証ですよ!と。

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