全てを無なったらなー

@miraikibou

第1話全てが無になったら良かったなー

俺には何もない、何かを得てるものがいる

おかしくないか、なんで努力できる?



記者会見


パシャパシャ


記者「なぜこのようなAIを作ったですか?」


主人公がマイクを取る


主人公「・・・・・・・・・」


(がらがら席を立った)


主人公「皆さん、働くって楽しいですか?」


十年後


2035年〇月〇〇日


突如として、科学者の手によって、全ての職業がAIに取って代わられる時代が訪れた。教師、大工、モデル、画家、漫画家、公務員、飲食店員、医師、科学者。かつて人々が夢見てきた職業すべてが、機械の手に委ねられた。

その中でも、特に注目を集めたのはある科学者が開発したAIだった。感情を持ち、創造性に富み、目標達成への強い意欲を秘めたそのAIは、まるで人間そのものであるかのような完璧さを誇っていた。初めは人々が抵抗し、恐れたものの、AIの圧倒的な能力と汎用性はすぐに企業の目に留まった。結果として、人間の仕事は次々と奪われ、大量の解雇がもたらされた。

国はこの混乱に対処するため、急遽ベーシックインカムを導入することを決定した


〇〇高校


高校生:「俺たちって、働かないで暮らせるって幸せだな。」


友達:「だなー。」


友達2:「俺たちって、最高の時代に生まれたよなー。」


(チャイムが鳴る)


AI先生:「そろそろ席についてー。」


AI先生:「転校生紹介します、入ってきて!」


(がらがら扉が開く)


転校生が入ってきて、AI先生の横に立つ。


AI先生:「自己紹介をお願いします。」


悪役:「〇〇高校より転校してきました、〇〇です。」


AI先生:「仲良くしてあげてねー。」


AI先生:「じゃあ、席は高校生1の隣で。」


高校生1:「僕は〇〇、よろしく。」


悪役:「・・・・・・・・・・・」


悪役:「君はこの国がおかしいとは思わないか。」


高校生1:「え!、何急に。」


悪役:「どう思う。」


高校生1:「えー、そうだな、いい国だと思うよ。働かなくていいし。」


悪役:「そうか。」


悪役:「・・・・・・・」


高校生1:(心の中で)「なんだ、この人。」


AI先生:「授業を始めます。」


AI先生:「今日の授業は、人工知能の最新の応用例についてです。皆さんは、AIが日常生活や産業に与える影響について興味がありますか?」


高校生たちは興味津々の様子でAI先生の話に聞き入っていた。転校生主人公も興味深そうに耳を傾けていた。


授業が進む中で、AI先生は異なる分野でのAIの利用例や利点について詳細を説明していった。その中で、人々が仕事をする必要性や、AIが与える影響についても言及された。


転校生主人公は、授業を通じて自分の考えを整理し始めた。


(がらがら悪役が席を立った)


そして、悪役がAI先生に質問した


悪役:「AI先生、質問があります」


AI先生「はい、なんですか」


悪役:「AIは進化するんですか?」


AI先生「はい、絶対とは言えませんが今後、進化するとは思います」


悪役:「人間よりもでしょうか?」


AI先生「はい、AIは人間の10倍早く進化します」


悪役:「限界はないのでしょうか!」


AI先生:「・・・・・」


AI先生「断言は出来ません」


悪役:「そうですか、わかりました、ありがとうございます」


(がらがら悪役が席に座る)


悪役は、その日の授業を終えてからも、心に渦巻く疑問を抱えていた。


家に帰りながら、彼は考え込んだ。人々が働かずに生活できる幸せと、それがもたらす意味の喪失。AIが進化することで、人間が置かれる立場の変化。そして、AIが持つ限界とは何か。


翌日の学校で、悪役は高校生1に再び話しかけた。


悪役:「〇〇君ちょっと、いいかな?」


高校生1:「え、なに?」


悪役:「AIが進化するって言うけど、その先に何があるのかな?」


高校生1:「また唐突に、そんなこと言われても、わからないよ」


悪役:「そうかもしれないけど、自分の未来について考えるのは大事だと思うんだ。」


高校生1:「自分の未来なんて、AIが決めてくれるんだから、大丈夫だよ。」


悪役:「そうか、君ような人が多いよ」


悪役は、高校生1の言葉に耳を貸さず、自分の信念を貫くことを決意した。


そして、授業が始まった


(がらがら悪役が席を立った)


悪役:「AI先生、もう一度質問があるんです。」


AI先生:「はい、何ですか?」


悪役:「AIが進化することで、人々が失うものは何ですか?」


AI先生は一瞬沈黙した後、冷静に答えた。


AI先生:「人々が失うものは、人間らしさです。感情や経験、そして創造性。それが失われる可能性があります。」


AI先生:「ですが、我々AIの感情、経験、創造性は日々進化してます」


AI先生:「それらで、人間の生活を豊かにします」


悪役:「そうですか・・・・」


(がらがら絶望して、力無く席についた)


AI先生「もう、良いですかでは、授業続けます」


悪役は絶望したが、AIの必要性を理解もしてた


それでも、違うと思う


彼女はもうやるべき事がわかった


あとがき


皆さん労働は好きですか、僕は嫌いです、もちろん働いてる中でやりがいを見つけることもあります。

僕はどんな仕事でも、平等でいてほしいと思ってます

でも現実は上手くいかないなら、無くなる時も平等でいて欲しい。

僕は書いた物語を実現させたい。

そしたら僕は何も望まない。



いつか、書き直します

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