第二十五話吸血鬼たちの仇討ち

第二十五話吸血鬼たちの仇討ち


そして俺は扉から出てあの三人と戦うことにした。

「それじゃ行ってくる」

「「兄貴危なくなったらちゃんと戻ってきてよ」」

「分かった。危なくなったら戻るな」

「ルミエルちょっといいか?」

「いいけどどうしたの?」

「俺は今からあの三人と戦って死んだらあの三人が帰ったあとぐらいに俺を蘇らせろ。あの三人の目的が俺を殺すことなら俺が殺されれば解決するからな」

「分かった……けど出来れば死なないで解決できる方法はないの?」

「大丈夫だ一度死ぬぐらいまだ回数は残ってるんだろ」

「うっうん、あと四回残ってるけど……」

「分かった」

「ちょっちょっと」

そして俺が一人で扉を出た時

「ひゃっはーやっと出てきたぜ!」

「…………じゃっ殺すか」

「苦しませたあとに、ちゃあんと逝かせてあげるよ」

俺はまずうるさそうな男の首を刎ねた

「イッテェなおい!突然首刎ねんなよ。まあくっつくんだけど」

俺はこんな人間がいるのか!?と思って驚いていたら

「まあ驚くのも無理ないわな……だって俺たち人間じゃねえから刎ねられても大丈夫なんだよ!」

人間じゃない!?……しかし今のをみたら信じるしかないな

「なあアリス今まで戦ったやつで強かった奴呼べよ」

「分かったからちょっと待ってよ、これ時間かかるのよ!……死者の幻影(デッドミラージュ)……はあ、本当は殺す目的のために作ったわけじゃないのになこの魔法」

「…………分かった、なら今から時間稼ぐからよろしくね〜」

「俺も当然一緒だからなルイ!」

「……分かってるよ。それじゃグレイやるか」

そう言って男二人が俺を攻撃してきた。

「俺ごとやれ!俺はお前の攻撃じゃ死なんからな」

「……了解っと、んじゃいくよグレイ……永遠の妬み(イモータリスインヴィディア)」

ルイと呼ばれていた奴が魔法の名前っぽいのを言った時、黒い塊が出てきてグレイと呼ばれていた奴とその周りを消し飛ばした。

「ほんとお前の魔法強いよな……なんて言ったっけその魔法」

「……闇魔法だよ。っていうより病みだよね、もう……妬み嫉みの力で強くなる魔法だってさ」

グレイは頭だけになっても一瞬で再生していた。

これを食らって死んだら俺は蘇生魔法で蘇れるのだろうか、

そう考えながら俺はこの攻撃を避けた

「チッ避けやがって、せめて腕ぐらい消し飛べよ」

「……まあいいじゃんグレイこれから遊べるんだからさ、バラバラにされて放置されたリカちゃん人形みたいにしてやろうよ」

「あっああ、まあ俺はそのリカちゃん人形とやらを知らないんだが」

こいつらを相手にするぐらいならまずはあの女から狙うか魔法の準備中で隙だらけだ

「……っ死ね」

カーン

なっ!なんだこいつはまるで死体が動きだしたような見た目は

「ありがとねヒュンネル」

「テオドール、ヒュンネル、アルマ少しの間私を守って!」

「アリスこいつらいつ呼んでたんだよ」

「いつって……最初からいたわよ、私の影の中に」

早めにこの戦いを終わらせなければアカネとヨシカゲ……全員死んでしまうなこのままだと。

……ならこいつらにわざと殺されてルミエルに蘇生魔法を使ってもらうか

「よしっ準備完了っと来て……ドラキュラ公ヴラド」

「はあ……なんだよ、久々に呼びやがってなんのようだよアリス」

「あの男ヒョウを殺して欲しいの!」

「ああ、はいはい分かった分かった…………よしっ終わったぞ」

なんだ突然周りが見えなく……

グチャ……グチャ……ボトッボトッ

「なんだよもう終わったのかよぉ。また戦いてぇなというかまだすっきりしねぇ」

「……俺もだよ。まだ全然すっきりしない。まあ終わったのならどうにかして心に折り合いをつける」

「ありがと、もう帰ってもいいよヴラド」

「ほんとなんだよ。このためだけかよじゃあな」

シュッウゥゥゥゥン

「ほんとヴラドのやつ強えな。成長したよな!さすが俺の部下だな。うんうん」

「いや何言ってんのあんた、あの時三人がかりでやっとの思いで殺せた相手でしょ、あんたに部下なんていないじゃん」

「……ほんとにね。じゃっ帰ろっかぁ」

「帰るか」

「帰ろうか」

そして三人が帰ったのを見て私はヒョウを蘇生魔法で蘇らせた

何……あの強さ今の私たちで勝てるわけないよ。

そして私たちはあの三人について調べることになった。

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