第12話 お地蔵さんのご利益
今日は働きたくなかったので、その旨をお地蔵さんにお願いしたら、午前中は良いお客さんばかりで、午後は簡単な仕事のみでした。
お地蔵さんパワーにかかれば、これくらい軽々なのだー!
さて、神社仏閣に行くと皆さんはどんな気持ちなのかしら。
私は素直になります。
昔は自分の頑張りたいことをお願いしたりしましたが、今は弱い自分でもいいじゃないかと。
働きたくなければそう言うし、嫌なことは嫌と言うし(お地蔵さんに)。
立派でいることをできる限り辞めていく。
まあそうすると、他人に対しても優しくなれるしね。
腹の立つことは確実に減る。
腹を立てないと、幸せが感じやすくなる。
日常は変わらないけど、幸せは増える。
お地蔵さんに関しては、やはり「毎日」行くようになってからはかなり違いますね。
ご先祖さまもいいらしいですが。
今は良くなったんですけど、私はちょっと前まで母の口癖のせいで「私には汚い血が流れてるんだ」と、無意識に思い込んでましてね。
今思えば、存在そのものを自分が受け入れられないってかなり陰鬱だったな、と。
だからまあ、本当はご先祖さまもいいんでしょうが、まだしっくりこない。
そんな私でしたが、幼稚園は仏教系でして。
世の中上手くできてるっていうか。
多分、”自分が生まれきて良かったんだろうか”という言語化できない不安を、記憶はないけど、幼稚園での学びが帳尻を合わせてくれていた気がしますね。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます