第4話
どうしたいんだい?
そう思っている。
英語で話をしている知人は、僕は、気になっている人だった。
僕は、最近、英語のことを考えないようにしていた。
しかし、人間、どこかで全部、洗いざらい、分かることもある。
…
僕は、小学校6年生の時、両親に言われて、英語塾へ行っていた。
そして、10代の僕は、実は、「アメリカへ行きたい」なんて思っていた。ただ、中学校のテストで、英語の成績が良くて、今なら、僕は、世間知らずだったと思う。アメリカへ行けば幸せになる、なんて何の根拠もなく思っていた。
2024年ならば、アメリカへ行った日本人と言えば、大谷翔平さんだろう、と分かる。
しかし、僕は、もう、野球をする体力はないと思うし、正直、あんな身体ではない。そもそも、僕より身体が大きいアメリカ人男性と野球で勝負するなんて怖くてできない。
昔ならば、イチロー選手が、アメリカへ行った。
だが、もう、その昔の野茂茂雄さんとかイチロー選手は、もう、昔の話になった。
…
ただ、アメリカへ行った大谷翔平さんのことは、知っていても、僕は、そこまで、野球を、あまり、最近、観ていなかった。
しかし、英語を話す知人を観ていたら、テレビ映像の世界どころではないと気がつく。
僕は、テレビ映像では、分からないが、大谷翔平さんも、英語と触れているのだろうと思う。
大谷翔平さんならば、英語を使って、野球の話をすることは、できても、僕には、ない。
それは、困ったと思う。
そう、中学生の僕は、アメリカへ行ったとしても、駄目だったと分かる。
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