1000年前に転生した魔剣士、神々に挑む

ガモトヒロ

第一章

第1話

どこから間違えていたのだろうか。いや、間違えてなどいなかった。きっと間違えていたものがあるとしたら生まれたことだろう。


あの戦は可能性を感じれなかった。

我々の魔法は奴らには全く届かなかった。

我々の剣は奴らには全く掠りもしなかった。


いくら小手先の技術をつけても所詮は絶対的な力の前では手も足も出ないのだ。


俺にもっと力があれば...


叶いもしない戯言をほざきながら逝くのは気持ちが悪い程憎悪が湧いた。神?次もしチャンスがあったら魂ごと殺してやる!









ふかふかとしたものが体を包む。動こうとしても体は言うことを聞いてくれない。かすかに聞こえる人の声。泣き止みたくても止めることの出来ない自分の体。不信感を覚えながらも意識が遠のいていくことに抵抗すらできなかった。


さすがに地獄に来るとは思ってもいなかった。


そう思っていたのもつかの間で、次の日私は自分が赤ん坊の姿になっていることに気がつく。


これは転生か?それとも時間が戻って赤ん坊の姿になったのか?よく分からないがチャンスが来たようだ。待っていろよクソ神ども。


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