異能力者は嗤う

赤野星

Episode0 torva messor

かつて世界は平穏だった




争いは無くなり



貧困も無く



生きとし生けるもの全てが笑える

素晴らしい世界だった




そう




『異能力』が現れるまでは



突如として世界に現れたその力は




人々を困惑させると同時に人々の"欲望"を掻き立てた



平穏だった世界は、欲望に溢れた人々の手によって崩れて行った



それから300年がたった今も争いは絶えず




寧ろ激化していくばかりだった




そんな中で力に飢えた愚かな人々は




多大な力を持つ者たちを羨み、恐れ






排除していった




そして今度は



強力な力を持った人々を



幼い頃から学園箱庭に入れ



自分達に協力する人間傀儡 にしたて上げ



争いを助長させる










この歪み、狂い腐った世界で





死神が嗤う時






世界に


















終 焉 が 訪 れ る だ ろ う

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