変態妹はお兄ちゃんをおもらしさせたい!
片桐アリス
第1話 お兄ちゃんのおもらしを見たい妹はダメですか?
「ねぇ、お兄ちゃん。赤ちゃんごっこしよ!」
「赤ちゃんごっこ?」
「うん! お兄ちゃんは赤ちゃんで、あたしはママね」
きょとんとするお兄ちゃんに、わざと大人っぽく言ってみせる。
「赤ちゃんってね、トイレに行かないんだよ。そのまま〝おもらし〟しちゃうの」
お兄ちゃんの頬が真っ赤になった。
「そ、そんなこと……!」
「大丈夫! ママのあたしが〝いいよ〟って言ってるんだから!」
言っててなんだか、あたしもドキドキしてきた。
「……ちょっとだけ、なら」
ためらいながらも、お兄ちゃんは小さく頷いた。
並んで布団に座りぎゅっと手を繋ぐ。
お兄ちゃんの掌が熱くて汗ばんでいる。
あたしの心臓も同じくらいドキドキしていた。
「……せーの、で」
「……うん」
「せーの——」
――しゅいいいい
布団に広がる音。
お兄ちゃんのパンツの股間に濃い染みがじわじわ広がっていく。
「……っ」
短い吐息。
恥ずかしそうに顔を背けて、それでも止まらずに染みが広がっていく。
その光景に、私の喉がひゅっと詰まった。
笑おうと思っても、声が出ない。
身体が震えて、胸の奥がじんじん熱い。
(……やだ……なんで……あたし、こんなに……)
止められないくらい強く胸が高鳴っていた。
ただお兄ちゃんのおもらしを見ているだけなのに。
見ているだけで、全身が熱に包まれるみたいに息苦しくなっていた。
――ぱちりと目を覚ました。
カーテンの隙間から夏の朝の光が差し込み、頭はまだ夢の余韻でぼんやりしている。
「夢……?」
めちゃくちゃ懐かしい子供の頃の記憶。
なんだか胸がどきどきして頬も熱い。
さっきまでのお兄ちゃんの姿がまだ目に焼きついていたようだった。
そう思った瞬間、股間に妙な冷たさを感じた。
「ま、待って……!?」
慌てて布団をめくるとパンツがぐっしょりと濡れていた。
シーツまで濃い染みが広がっている。
「や、やばっ……お、おねしょ……!?」
慌てて触れてみる。確かに濡れている。でも感触が違う。
冷たいはずなのに、なんだかじんわり熱を帯びていて……匂いも、おしっことは違う。
「……なーんだ……おねしょじゃなくて……ただ濡れてただけか……」
胸をなでおろしたのも束の間。
パンツの状態を見直して、私は思わず布団に突っ伏した。
「いやいやいや! 濡れすぎだってば!!」
布地は完全にぐっしょり。形を保てないくらいふにゃふにゃに張り付いていて、使い物にならなくなっていた。むしろ「おねしょの方がマシだったんじゃない?」ってくらい、えぐい状態。
「……やば、めちゃくちゃムラムラする」
——30分後。
ベッドの上で突っ伏しながら思わず深いため息がこぼれた。
「……あたしは夏休み初日の朝から一体何をしてんだ」
何って言わせんな恥ずかしい。
ただひとりでムラムラをスッキリと解消していただけだ。
おかげでお気に入りのパンツ様が完全に終了したけどね!
「……てかあんな夢なんて見たんだから仕方ないじゃん!」
誰ともなく言い訳しながら心臓の高鳴りはまるで落ち着いてくれなかった。
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