第26話たかはっさん

頭に包帯を巻かれていたが、別にどこも痛まなかった。


 「たかはっさーん点滴終わりますよー?」



全開している片引き戸の通路に向かって若い看護婦が良く通る声で先輩を呼んでいた。


職員の看護婦を呼ぶんだな・・・。


うとうとしながらコツコツと、靴音をさせながら近付いて来る職員を待った。


「抗生剤を代えますね、アラ!?」


空気の動きで独り入って来たのを感じる。


看護婦が動きを停めて篠山を観ていた。

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