『獣』の肉声への応援コメント
「獣」という字が随所に出てきた中、最後にようやっと「ケダモノ」という、ルビが付くのを見て、鳥肌が立ちました。
同じ言葉でも、誰に使うか、どんな振る舞いに使うかで、こうも印象の強度が変わるのだな、と。
誰がケダモノか、聞く相手は身近にはもはやいなくなり、ついには遠くの誰かに問いかける。徒労に見えて、実は宇宙という広い視野を持てば、どこかの誰かと、一方通行かもしれないけれど、己の思いをシェアできる、そんな読み方をしました。
(自分を応援していただいたことが嬉しくて、お礼の意味も込めて覗かせていただきましたが、結局さらなる感動を提供していただくことになるとは。本当にありがとうございます。)
作者からの返信
加賀倉 創作様、とても嬉しいコメントをくださりありがとうございます🙏
この物語は、「ひとりぼっち惑星」というゲームアプリの世界観をベースに書いたお話です。
ひとりぼっち惑星というアプリを大まかに説明すると、戦争で荒廃した惑星から、どこかの誰かへとメッセージを送る(そして、どこかの誰かからのメッセージを受け取ることもできる)という内容のゲームでした。
まさに、加賀倉 創作様の仰るとおり、『一方通行かもしれないけれど、己の思いをシェアできる』場所でした。
そんな世界観をベースに、『たったひとり、惑星に取り残された存在がいたとしたら、彼はどんな言葉を紡ぐのだろう』と想像を膨らませて、『獣』という言葉が浮かんだところから、この物語は生まれました。
小説という形には変わりましたが、好きだった世界観を共有してお話ができたようで、とてもとても嬉しかったです。長文失礼いたしました🙏
『獣』の肉声への応援コメント
本当の獣は、兵器を使った者でしょう。
あ、獣は兵器を使わないかも知れませんね。
獣に戻るということは、この星の自然の流れに回帰することなのかも知れません。
そんなことを考えさせられた作品です。
ありがとうございました。
六散人拝
作者からの返信
六散人様、応援❤と作品フォローだけではなく、星評価と素晴らしいコメントまで下さり、本当にありがとうございます。
兵器が使用された時点で、主人公が何をしようとも、遅かれ早かれ、この惑星は『獣』の楽園になっていたと思います。
もしかしたら、兵器を使った者達にも、その者達なりの考えや正義があったのかもしれませんが……。
そうだとしても、沢山の人を傷つけ苦しませ、ひとつの惑星を滅びに導いたという事実は変わらないと思っています。
重ねてになりますが、コメントありがとうございました。とても嬉しかったです。
編集済
『獣』の肉声への応援コメント
はじめまして。
こんにちは。
語り口が電波っぽくて面白かったです♪
人間の業ってどうしようもないな、と思わされるお話しでした。
なんとなく手塚治虫の『火の鳥』をイメージしました!
作者からの返信
🔨大木 げん様、はじめまして、こんにちは。
(企画へのご参加ありがとうございました。とても興味深く読ませていただきました……!)
このお話をかいていたのは随分昔ですが、手塚治虫先生の火の鳥をイメージして書いていたので、そう仰っていただけると、凄く嬉しいです。
命の燃え尽きる時の儚さや、それでもなお生にしがみつく人間の浅ましさや強さ……手塚治虫先生の作品は本当に大好きです。
素敵なコメントありがとうございました🙏
(近況ノートの方にもコメントして下さりありがとうございます。そちらの方にもお返事書かせていただきます…!)
『獣』の肉声への応援コメント
タグの通り「ディストピア」ですが、『私』にとっては「ユートピア」という対比が面白いです。
作者からの返信
猫野 ジム様、応援❤と星評価だけでなくコメントも下さりありがとうございます……!
この惑星は、大いなる戦によって病が撒き散らされた時点で、文明が後退した中で、誰が何をしようとも、もうどうしようもなかったのかもしれません。
『私』が偽りによって作ったユートピアは、一時的な心の安息と誤魔化しを与えられたという側面もあったかもしれません。
それでも、嘘は嘘、偽りは偽りで、楽園には終わりが来てしまった……のだと、思います。
面白いと言ってくださってありがとうございます。励みになります……!
『獣』の肉声への応援コメント
他の方のコメントにもありましたが、火の鳥『獣編』といった趣がありました。
ディストピア短編のお手本みたいな。
追伸:
『最後の晩餐』の解説ありがとうございました<(_ _)>
作者からの返信
あーてぃ様! 応援コメントとお星さまくださり本当にありがとうございます!
火の鳥『獣編』……!
恐れ多いですが本当に、涙が出そうなくらい嬉しいです!
火の鳥は本当に大好きで、擦り切れるくらい何度も何度も読み返して、人とは、いのちとは、業とは、救いとは……と何度も考えました
もちろん、手塚治虫先生の領域にはかすりもしていないことは承知の上ですが、それでも手を伸ばす努力は続けていきたいと思っております……!
最期の晩餐の話になりますが、あーてぃ様が『奴』という部分の違和感に気づいてくださって、本当に嬉しかったです!
こちらこそ、お話を読んでくださり、興味を持ってくださってありがとうございました
『奴』と『男』の話に関しては、本筋とズレるので、本文中でさらっとしか触れられなくて……! 気にかけてくださったおかげで、解答を載せることができました。本当にありがとうございます!