「文化」

おいい、おいいと鳴いていたシルバーソウルの亡者たちは、廃チャリ置き場からも居場所を奪われた。指すらも支障を来すほど囀り、ソーセージの具現化に勤しんでいた彼等だが、情報化社会の荒波に揉まれ今ではサンプラザも無くなり、サンプラザも亡くなった古都でひっそりと佇むのみの毎日である。町外れに響くのはワニの腹筋か、野球少年と野球少年の合体を目論む古参の溜息か。

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