自分を知る本当の旅

@boston1686

第1話 自分

目の前に置かれた一枚の紙


「進路希望」




俺は今日から高校3年になった

だからと言って何かが変わったわけじゃない

いつもの様に起きて、いつもの様に学校に行く

そんな誰にでもある、もしくはあった、そんな毎日を送っている


「。。。だるっ」


朝の静けさ、薄暗い夜明け前

なんでこんな時間に目が覚めたのかわからない

とりあえずタバコに火をつけた


「目覚めのタバコって何でいつもより美味しく感じるんだ?」


なんて、アメリカのB級映画の様な感想に浸っていた



タバコを吸いベットから起き上がると、机の上に置かれた紙が目に入る


「進路希望か。。」


「2年前なら直ぐに書けたのにな。。」


書けない理由なんてわかってる

書かない理由なんてわかってる

そう自分に言い聞かせて登校の準備をする


♩ピンポーン


「もう来たのか?」


「そんな事言わないでよ!起こしに来たんだよ??」


そう言って入ってきたのは美岬

半年前から付き合っている彼女だ


「タバコ臭っ!!」


「一本しか吸ってねーよ」


「1本でも吸ったら臭いでしょ!」

「これだからニコ中は。。」


ははっと笑いながら美岬の言葉を受け流し、

しょうがないと思いながらシャネルの9番を服にかけた



「朝食べんの?」


「んな時間ねーよ」


そう言って今日もまた玄関を開けてこのクソくだらない世界に足を踏み出した






あとがき


はじめまして!

小説を久しぶりに書いてみることにしました。

自分の昔を思い出しながら書いていければと思っています!


皆さんにお願いです。

今回の小説にはタバコやお酒といった年齢にそぐわないものが多々出てきます。

自分の経験や思い出と共に書いていますがあくまで思い出の中です。

その点だけご理解お願いできればと思います。

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