私の世代は、第二次ベビーブーマーであると同時に、第一次氷河期世代でした。私自身はある意味「成り上がりもの」で、それほど裕福でもなく、治安がいいところでもない地域で育ちました。小中学校の友人で、大学に進学した者のほとんどは、今でいう「Fラン」でしたが、就職のころに世間、あるいは企業が彼らにしたことを思うと、今でも怒りがこみ上げます。
それはさておき、バブルがはじける前までは、「何も知らない大学生」だった人間を、自社で「自社の要求する人材」に育てる能力を持っていたと思います。くだらない「人材育成セミナー」なんていう怪しげな仕事が出てきたのはあの頃だと記憶しています。失われた30年の理由の一つは、各企業が、「自社で、自社に必要な人材を育成する」能力を失ったことではないか、と思っています。自分の会社の社員が、新人に、自分の会社の「誇り」を伝えることができない、そんなところにエンゲージメントが生まれるわけがありません。
「生きがい」とか「スキル」はそんな簡単なものではない、ということには大いに賛成します。
作者からの返信
本当に同感です。昔は自分の企業名に「マン」をつけて○○マンと言ったりしていました。だから他企業に絶対負けないぞと。今や無くなったことが残念です。
編集済
中学から大学まで12年間も卓球をやっていた人間としては水谷隼氏の話に興味があります。
美人局にひっかかった時に、インタビューで「これまでの人生でこんなにモテた事がなくて舞い上がってしまった」と言い訳をしていたのが面白かったです。
講演会ではそのような話が出たのでしょうか?
作者からの返信
それは無かったですね。印象的だったのは、皆で技術力を向上しようというのはスポーツの世界では難しいと言うことでした。優秀な人のスキルを向上させることでその下位の人が追いかけてくる。だから、優秀な選手をより高いレベルに持ってて行くことが全体の技術力を上げることになるのだと。期待に添えなくてすいません。