リズ先生らしい優しい世界観の元で展開される、甘々イチャコラなラブコメが最高。読むと幸せな気持ちになれます。
ただし、ヒロインの愛の重さだけは、甘くみては いけないようで。しっぽと腕で絡めとられていた場面はラブラブなんですが、よく考えると文字通り「もう逃げられない」わけで。軽くホラーな気がしてきます。ちょっと怖くもあり、主人公のことが うらやましくもあり、です。
陽狐さんのしっぽ、きっとフッサフサなんでしょうね。いいなあ。

怪異が日常に溶け込んでいる仕掛けも楽しい作品ですが、見知らぬ子供が会話の きっかけになったり、パニック映画の題材が鮫だったり。そういった、「ごく ありふれた日常部分」は現実と なんら変わらないもので、ホッとさせられます。
びっくりするほど健全な二人の同棲生活にニヤニヤしっぱなしです。
同時に、なんでもない幸せの大切さに気付かされます。

車に乗り込むまで わずかな時間の、何でもない日常会話の場面が とても良かったです。何でもないのだけど、とても幸せな時間に思えました。
そんな二人の幸せな姿は、私たち読者をも幸せな気分にしてくれます。

甘々ー！

あまあま〜♡♡♡

くわぁぁぁ……陽狐さんと同棲してみたい人生でした

火車のパトカーか
逃走中に事故って死んでも連れて行かれるんだな

展開が早くて面白かったです。
ようこさんの行動力も恐ろしいほどの素早さだと思いました。
もうこれ、再会する前から外堀を埋められていて、優斗さんには拒否する選択肢が無いやつ…。
ほのぼのした話なのに、愛が ほんの少しだけ重たくなる瞬間が楽しいです。