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  • 歪にした箱への応援コメント

    彼女の母親が其処迄徹底して痕跡を消そうとしたのは、この父親がろくでもない男だったからなのでしょうかね
    30歳女性の父親ですしせいぜい60~70台、其の末路は保護からも抜け出し港町の車内での孤独死とか……精神の問題もあったかもですが

    でも其れでも、思い出を消された筈の彼女でも残る位の思い出を残しているのは、彼にとっては救いなのでしょうかね?それをもはや確認出来ませんが

    多分この件があっても今後彼女の生き方が変わる事はないのでしょう
    その蓋で閉じ込めた感情が溢れ、彼女自身は壊れるのか……まあこれ以上に彼女を揺らす出来事はありそうに見えませんけどね

    作者からの返信

    風華さんの記憶にある父親というのは、いつも厳しく怖いイメージでした。
    それよりは優しいばかりの母親にこそついて行きたいと選択し、それきり父親と会うことも無くなりました。
    厳しい父の、怠惰な性質。
    大人になれば風華さんもいろいろと考えることもあったなかで、子どもながらに怖がり近寄らなかったことさえも悔いています。
    厳しさは悪じゃなかったと、無関心にも近い優しさこそが人を惑わせると。
    かつては永遠の愛を誓ったであろうふたりが、片方だけが悪いと決めつけて、子どもに吹き込み、男を悪者にし被害者の顔で隔絶したことに、風華さんは強い憤りを覚えます。
    病めるときも健やかなる時も、支え合うべきだったと。
    経緯はどうであれ父親の顔も忘れ、母親に不信感を抱きつつも憎むことさえ出来ない風華さんは、以来ずっと心を閉ざしてしまったのです。
    ここからの逆転ハッピーエンドは果たしてあるのでしょうかね。

  • 歪にした箱への応援コメント

    母親はこんな未来を望んでいたんでしょうかね…
    やりきれない想いをぶつけた結果なのか、離婚した父親への恨み辛みが娘に向かってしまったのか…
    こんな心持で生活する娘に母親は気付いていないんでしょうね。
    やはり人の心を癒すのも壊すのも身近な人物が原因になるって事でしょうかね…

    何時もの作風と真逆なのも新鮮ですね。
    かなり覚えの在る心の内の話でしたが…
    何時か心を癒してくれる何かに出会って欲しいなぁ…

    作者からの返信

    人は多かれ少なかれ、捨てて前に進んでいるはずですからね。
    とはいえ主人公は進むはずの未来さえも捨ててしまってます。

    自らを社会不適格だと思い悩み、せめて自分を取り囲む人たちだけは幸せであって欲しい。
    いや、幸せでなければならない。

    「普通」の家庭に生まれ、世の中の大多数が体験するような子ども時代を過ごせた「普通」を当たり前に享受してきたはずの人たちが幸せでなければ、自分が「不幸せ」である理由が何なのか分からなくなってしまうではないか、と。

    他人の悩みを聞き、心に触れて慰めるなんてイベントがひさびさに訪れたものだから、なにか心にまつわるものを描きたいな、と。

    いつものアレは、逆に不幸な話少なめの楽しいばかりのお話を目指してます。

    だって、それが書いてて楽しくって幸せなんですから!