26時のシンデレラ 〜きゅん♪と癒しのオトメ箱〜
結音(Yuine)
王子さま。その1
「……待っていたよ。
会いに来てくれて、うれしいよ。
さぁ、ぼくを見て」
あぁ、わたしの王子さま。
わたしだけの 王子さま。
あなたがいるから、わたしは……
「きみに出会えて、
ぼくは、この国をもっと知りたいと思った。
きみの住む、この国を。
きみが育った、この国を。
きみが好きだという この国を」
ありがとう、王子さま。
国がどうなろうとも 無関心。
国に住む民の暮らしなど気にも留めなかった 王子さまが、少しだけ 町の人に関心を寄せてくれるようになった。
「ぼくは、この国を護ってみせるよ。
ぼくも、この国を好きになりたい。
きみが いる この国を」
そんな未来の王様にわたしは……。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます