第8話缶ビール6本。

今日、同僚がスギ飲みを提案してきた。

スギ飲みとは、スギ薬局で酒を買い、駐車場でのむこと。

僕は、今日はあまり金は持ってないよ!と、言うと同僚の髙田さんが、缶ビールとツマミを奢ってくれた。

とても、ありがたい。

缶ビール6本ケースと、アルトバエルンのウインナーを買ってくれた。

髙田さんの話はとても面白い。

彼女は、宝の焼酎ハイボール専門。

会社の愚痴を言うのは、労働者のあるべき姿。

お金をもらっている以上、手抜きは出来ない。

だが、バカが数名いて、同じ給料でムカつくこともある。

髙田さんは、定年前のジジイにセクハラを受けていたが、彼女は元ヤンキーなので、ジジイを一蹴する。

僕は、バカ笑いした。

僕の口癖は、「うっそだぁ〜」らしい。

千茶もそうだと言った。


癖だから、本人は気付いていない。

髙田さんが、缶チューハイ4本飲んで、トイレに行き、僕は5本目でトイレに行った。

なんだか、この人と飲む酒はとても美味しい。

千茶と飲んでる様な安堵感がある。

千茶も、良き飲み仲間だ。

フラフラしながら、帰り道、明日はトルコ料理の持ち帰りで飲もうか?と、なった。

髙田さんと、千茶は唯一、気のおけない女性達だ。

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