同じ村の出身のレベル100幼馴染勇者パーティーとレベル1の俺・・・当然みんなは俺を蔑み馬鹿にするが、勇者パーティーは俺が作ったとは妹以外誰も知らない

激 辛

第1話

俺はゲームのキャラメイクが大好きだった。


そして異世界に転生してなんとアバター召喚というスキルを手に入れた。


このアバター(人形)は心が無く何度も死んでもいいし、何度も治せる。


なのでコイツだけを戦わせれば、俺は一切何もしなくてもレベル上げがすることが出来る・・・と思って居たけど、上がるのは複製体だけらしい。


まぁ別にいいや。


________


と言うことで俺は人形を5体作った。


女の子勇者 レベル100 男の子勇者 レベル100

女の子魔法使い レベル100 女の子武道家レベル100


あと俺の影の護衛レベル100


ハーレムパーティーですね。


俺は安全地帯から操ってコイツらで魔王を倒してきて貰った。


______


1年後、この人形達は英雄として、世界に讃えられた。


________


そして、


「お兄ちゃん!!学校楽しみだね」


「そうだなぁ」


俺は妹と一緒に学校に通うことにした。


すっかり、魔王の脅威は無くなって平和になったこの国だが、


「辞めてください!!」


「良いじゃん、俺騎士だしさぁ、こないと」


もう、今時騎士なんて、強いやつなんて碌も居ない。戦う筈の魔物が攻めてこないからである。


「やめろ!!」


真ん中に割り込むように勇者男が入る。


「えっ?」


「お前、なんって、ゆ、勇者、勇者様!!」

めちゃくちゃチンピラはびびっており、そして逃げた。


「・・・あ、あの助けてくれてありがとうございます」


「い、いえ、当然のことしたまでですから」


「そんな、ってもしかしてあなたも魔法学園に入学するのですか?」


「そうですよ。あなたももしかして新入生ですか?」


「はい!!そうです!!あ、あのよろしければ一緒に」


「良いですよ。一緒にいきましょう!」


「はい!!ありがとうございます!!」



そうして、俺達兄妹の前でいきなりハーレム勇者っぷりを見せつけられた。


「お兄ちゃん??なんで入学早々に女の子を口説いてるんですか?」


「え、女の子なんて口説いてないよ??さっきからずっと俺達、だけだったじゃん」


「ぶっ殺しますよ」


「ごめんなさい。たださっきのは仕方ないと思います。」


「まぁ、それは確かにそうだけど、カッコつけ過ぎ」


俺の可愛いくて、可愛いくて仕方ないマイシスターにはすっかり護衛によるシャドウ2体目がついており、既にナンパしようとする奴がいるが仕留めて貰っている。


________



試験も終わり、ついにレベルを測る儀式を行うようだ。


この時をずっと楽しみにして居た。


次々と生徒がレベルを表示して行く。


平均はどうやら二十くらいのようで、10以下は差別の対象になる程だ。


そして、俺の作成したハーレム幼馴染勇者パーティーが次々と前代未聞のレベル99を当然のように出して行く。


レベル99なんて出たことがなく、それが5人(妹もレベル99)である。


そんな中で俺は!!


みんなの視線が集まる。同じ街からの出身でその妹はレベル100だ。当然俺もレベル100そう思うだろう


「れ、れ、レベル1!!」


逆の意味で驚かれる。そう周りのも失望と失態で表情が一瞬、辛かったが、それは怒りへと変わった。


「街に帰れゴミ!!」「勇者パーティーの恥晒し!!」「勇者様可哀想!!」


俺のことを散々に言ってくれる。待ってた!!このリアクション。


妹は笑いを堪えている。俺もだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る