【カクヨム様限定】 ライブペン、それは推しのアイドルを守る為のビームソード

激 辛

第1話

「はい!!はい!!」


そのライブは最高になる筈だった。


だが、事件は起きた。


急にファンの一部が、ステージに上がり出したのだ。


春ちゃん(アイドル)は怖くて、震えており、他の人が止めに入るが何故かその集団はやたら強く止められない。


つか人が吹っ飛ばされるのアニメじゃなくて初めて見た。


「・・・怖い、怖い」


春ちゃんの怯える声がマイクを通して、響き渡る。


辞めろ。辞めてくれ、


俺はそう思うだけで、恐怖でその異界の力を持った集団に立ち向かえなかった。他のファンも同じ・・・いやよく見たら、怖くて震えて逃げられなかったのは俺だけだった。


既にファンはもうこの会場から逃げており、スタッフも警備も倒され、逃げて誰も居ない。


「・・・助け・・・」


たった一人、ライブ会場に震えてる俺を見て春ちゃんはそう言った。


「辞めろ!!」


その一言で全て恐怖が吹き飛び、ライブペンを持って俺は舞台に上がる。


相手は5人(異界のパワー持ち)こっちは運動部にすら入ってない、ただの硬い棒を持った高校生


死んだは・・・



でも、もう悔いは無いと思った。いやあった。


「あの、春ちゃん」


「・・・怖い、怖い」


春ちゃんは震えて俺の声は聞こえてない。


よし


「逃げて春ちゃん!!」


精一杯の声を出す。


すると春ちゃんは正気が少し戻り、


「あなたは??」


あなたはと言ってくれた!!


「とりあえず時間を稼ぎます!!春ちゃんは逃げてください」


「で、でもファンを見捨てる訳には」


アイドルの鏡だな春ちゃん、怖くて足を震えてのに、俺もだけど



そしてこんな会話をしているけど当然やつらは待ってくれている訳もなく、俺のことをガン無視で春ちゃんに飛びかかる。


「・・・きゃっ!!」


春は恐怖と驚きで倒れる。


そんな春ちゃんを野獣のように集団で襲おうとする


「やめろぇぇぇ(びゅーーーーーーーーん)」


その瞬間だった、俺のライブペン、ビームソードだったことが判明し、その野獣を一直線で頭を貫通させた。


「・・・ああ、何が起きてるの?」


すごい!!流石春ちゃん!!アイドルの鏡!!こんな何が起きてるのか分からないのに、何が起きてるの?と状況を解説出来るようだ。



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