楽しいよ

深夜二時。

誰もいない街角。


二人の影が。

月明かりにボンヤリと浮かぶ。


ほんの数十分だけのデート。

二人だけの時間。


久しぶりにタバコを買った。

こんなに高かったかな?


笑いながら。

火をつけた。


あぁ・・・。

何という、背徳感。


肺の奥で収縮する血管。

痺れる感覚の中。


私達は手を繋ぎ。

はしゃいでいた。


つかのまの。

影踏み遊び。


貴方と私。


今は恋人同士。

泣きたくなるほどに。


幸せを感じたのです。

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