【短編台本】メイド喫茶で働く彼女【女性】
おかえりなさいませ。ご主人様〜!ご飯の用意ができております。案内しますね〜。
では、こちらにお座りください〜。
って……。ねー?何しに来たの??冷やかし??
わざわざ私がシフト入ってる時に来なくてもさー。もー。恥ずかしいんだけどー。あっつー。
あ、やば。マネージャーめっちゃ見てる。
ご主人様〜?今日は何をお召し上がりになりますか??メイドの愛たっぷりのふわふわオムライスかメイドの優しさ色のナポリタンがおすすめですよ〜?
え、りょ、両方ですか??
ふふ。か、かしこまりました。ご主人様はいつもそれくらい召し上がってくださいますから。
では、準備してまいりますので、少々お待ちくださーい。
(小声で)
他のメイド見てちゃだめだから。ちゃんと待っててね。
はーい。お待たせしましたー。
私の愛情たっぷりオムライスと私色のナポリタンでーす。
メニューに書いてある名前と少し違う……ですか??
当然です。両方とも私が作りましたからー。
(小声で)
他のメイドにご主人様のお世話させるわけにはいかないでしょ?
へへっ。では最後の仕上げにかかりますね。まずはオムライスですね。
……ねえ?なんて書いてほしい??って聞かなくても……ね?
それではいきますよー。ふわふわきゅるる〜〜!
はい。これがメイドの今の気持ちです!
読んでほしい……ですか?
はぁ。もう仕方ないですねー。
「だぁいすき♥」
はい。これでよろしいでしょうか?
満足??それはよかったでーす。
では、美味しくなる呪文かけさせてもらいますねー?
「美味しくなぁれ×2萌え萌えキュン♥」
で、ご一緒にお願いしますね??
「美味しくなぁれ×2萌え萌えキュン♥」
ふふっ。ご主人様、照れちゃって可愛いですね?
では、ごゆっくりお食事の方お楽しみくださ〜い。
(小声で)
ね、私もうすぐバイト終わりなんだけどー?
……うん。待っててね。
ご主人様もう出発のお時間ですか?かしこまりましたー。
はい。メイドへのお賃金、確かにありがとうございます。
それではご主人様〜いってらっしゃーい。
……え?私を??
ちょ、ちょっと!まだシフト終わってないってばー!
あ、マネージャー……。忙しくないからもういいって??
こんなにご主人様に愛されて、メイド冥利につきる……ですか?
へへっ。私だけのご主人様ですからー。
はーい。ではメイド1名お持ち帰りでーす。行ってきまーす。
ほら!ご主人様!行こ!
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