第11話

監禁四日目


俺の心はとっくに折れてしまった。


「どう、優??監禁生活楽しんでる?」


夏が容赦なく、まるで楽しいイベントごとのように入ってくる。


「全くだよ!!んな訳あるかぁー!!」


「えー、でもネットではほら、腐女子込みでめちゃくちゃ人気だよ」


実際めちゃくちゃ再数叩かれていた。


「はぁー、つか夏のアイドル業はどうしたんだよ!賞経ったばっかりだろう!歌手として」


「うん、ちょうどそんなツッコミがくると思ってたよ。ほらネットも」


「はぁ??」


ネットには夏の予想が当たったと書かれている。


流石真のヒロイン、みんなに理解され過ぎてるね。


夏ちゃんにここまで思われるの羨ましい・・・けど、そうやって心配する優君もいいな・・・幼馴染羨ましい


「ちょっ、」


「ってことで、今から優君を拝見に新しいpvを撮るよ」


「そんな、イカれう、ーーあーーー」


口を塞がれて、本当にpvを撮っている。イカレスギダロウ。

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