第3話

「ねぇ、ねぇ春ちゃん見たよ。昨日の放送」


「ありがとう!!そしてこれがそのお礼で撮った王子様抱っこ」


嘘だろう!!昨日撮った写真をもう現像して、見せびらかして居る。


「きゃーいいねぇ!!これは本物の王子だよ」


「でしょーー!!」



やめろ、恥ずかしい。


「ねぇ、優君!!」


そして急に俺に直接話しかけて来る。


「ご褒美で何回かする約束だし今からここで王子様抱っこ・・・」


「待ってよ、春ちゃん」


そんな恥ずさ限界の前に、止めに夏が入ってくれる。


「待ってよ。春ちゃんそれは流石に」


「あー。俺も流石に優が可哀想だ」


夏、ヒロまで!!


「・・・ムー!!ご褒美はご褒美!!」


「なら、私達は賞を取ったし」


「それは私も!!」


「なら俺たちにもご褒美必要だし、春だけはずるいよな」


やめろ・・・ありがたいと思ったけど、ヒロにそんな態度されるのはさすがに色々とまずい!!

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