生捕り
空から、細い糸が降りてきた。スクランブル交差点のど真ん中に。僕以外の通行人は見えていないのか、足を止めない。僕は興味本位で、糸を掴んだ。すると、僕の身体は急速に浮いた。突然の事に困惑していると、目の前に黒いフードを被った、不気味な骸骨が現れた。
『やったぁ! 魂釣り成功だ!』
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