第2話
春は本当に一人だけめちゃくちゃ強くなった。
男子でサーブだけで無双した化け物がいると聞いたが、女子は俺の幼馴染の春がそうなっている。
しかも春はサーブだけじゃなくて、レシーブも化け物で、全く落とす事はない。
失点はチームメイトが強引に拾うをして春の邪魔をして失敗するくらいだ。
_____
「ありがとう、優くん」
「良いよ。これくらいのマッサージは」
「気持ちいい」
約束通り春を一人で見る専門のマネージャーになった。
「ねぇ、優」
「何?」
「確かに私だけのマネージャーをしてくれているけど、まだたまに他の子と話すよね」
「・・・うん。」
「話さないでよ。私だけのマネージャーでしょ。」
出来たらそうしたいだよ。俺も春は大好きだし、他の子よりも春を見たいけど・・・
「でもさぁ、・・・みんな辞めるか悩んでたんだよ」
春が余りにも強過ぎて他は楽しみもなく、実力差を嫌と言うほど感じて落ち込んでいる。だからこのままだと試合は出来なくなるから俺が説得をしている。
「それしなくていいじゃん」
「いや、みんなが辞めると試合できないから。結局春のマネージャーのためが大きいよ」
「・・・っまぁそう言われると仕方ないかも」
春も納得してくれた。だけど何か企んだ顔をしている。怖いがそのままマッサージを続けた。
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