第2話
ヨハネスは現在、カルタロス様の館に来ていたがその館を見て立ち尽くし
【ヨハネス】「‥何か手がかりがあるかと思いここに来たけど、まさか跡形もなく燃やされてるなんて。ハクビ‥貴方は絶対許さない」
と言い放ち手で顔を軽く叩いて
【ヨハネス】「とりあえず、燃やされてるけど何か手がかりがあるかもしれない。だから辺りを探して見ましょう」
と行動をし始めるヨハネス。それから少し時間が経つもヨハネスは何も手掛かりを得ることが出来ずその場に留まりどうするかを考える。
【ヨハネス】(何も手掛かりがないわ‥これからどうしよう?魔王城に戻るべき?けど早く子供を探さなければもしハクビに知られれば間違いなく殺される。それだけは避けなければ)
そんな事を考えていると、コウモリが一匹近づいて来たのに気がついたヨハネス。
【ヨハネス】「コウモリ?何故この様な場所に?ってよく見ればこのコウモリ何か魔法陣が組み込まれてる」
と言いコウモリを捕まえ右手に魔力をこめコウモリに触れるとコウモリが1つの巻物の様な物に変化した。それをヨハネスは開き中を確認すると
【魔王】「「ヨハネス、この様な仕様で連絡をした事をまずは詫びる。念話で伝えようとしたが、傍受される可能性がありこうして連絡することにした。カルタロスの子供はアルセスから名もなき地に転移させたと。そこの何処かにいるはずだ。それとこの指輪を送る。この指輪は姿を偽る事の出来る指輪だ。死んだ事になっておるからこれを使いなさい。ヨハネス、カルタロスの子をよろしく頼むぞ」」
と確認し終わると巻物から指輪が落ちそして巻物は役目を終え燃え尽きたのだった。ヨハネスは落ちた指輪を拾い指にはめ
【ヨハネス】「名もなき地‥ここからだいぶ離れてる。急いで向かわなくては」
と言い背中から翼を展開しその場から飛び立ち名もなき地に向かうのであった。
そんな中ハクビは魔王城の1室にて、アルセスを圧倒していた男と席にて酒を飲んでおり
【ハクビ】「
【奥龍】「そりゃあどうも。それよりもハクビの旦那、何故俺たちはここから帰れないので?」
【ハクビ】「帰ろうとしたら、魔王の配下の奴らに魔王様から緊急の件が出来たから待機して欲しいとの事だからよ」
【奥龍】「そうですかい。まぁ酒をただで飲めるんでいいすけど」
と話していた。その他の部屋にも残りの3人の人物が同じ部屋にて待機しており1人の女性が
【女】「カルタロスがあんな事をするなんて信じられます?私、カルタロス様の事を好いていたのに残念ですわ」
それに子供の男が
【子供の男】「僕はそれよりもハクビが何故それを知っていたのかが気になるな。それにあのアルセスを圧倒していた男の正体も。あんな男ハクビの配下にはいなかったと思うけど」
もう一人の人物は
【もう一人】「それよりもだ、ヨハネスはどうした?ヨハネスの魔力が感じられない。もしや、魔王様の緊急な件はヨハネスが裏切りその始末なのやもしれん」
【女】「確か、ヨハネスってカルタロスに拾われ育てられたんだけ?魔王様がカルタロスを殺したのが気にくわなかったのかしら」
【子供の男】「うん、どうだろう?けど僕だったら許さない気持ちがあっても魔王様に敵対なんかしないよ。殺されたくないし」
【もう一人】「どの口が言うかドロム。お前の能力なら相打ちできそうだが」
【女】「確かにクウロが言う事は正しいと思う」
【ドロム】「もうサニーラス、クウロ何を言ってるんだが」
と話している部屋がノックされ
【魔族兵】「魔王様からの伝言です、直ちに謁見の間にとの事です」
それを聞いた3人はその場から立ち上がりその部屋を後にするのであった。
謁見の間に到着した奥龍以外の4人。魔王は皆を見て
【魔王】「待たせてすまなかった。コヤツが抵抗した為に時間がかかったのでな」
と言うと空間からヨハネスの死体が落ちそれを見て
【ハクビ】「魔王様、これはどいう事なんや?ヨハネスを殺したん?」
【魔王】「うむ。カルタロスを殺したのが気にくわなかったようでお前達が去ったあとワシを殺そうとした。だから殺したのだ」
それに
【クウロ】(やっぱりヨハネスは魔王様を殺そうとした‥だが何か違和感がある。ハクビは気づいてそうだが、ドロムとサニーラスは気づいてないな。とりあえず魔王様の意図をみなければ)
【クウロ】「やはりヨハネスはそうなりましたか‥。残念ですね、彼女の能力はとても強力でしたのに」
【魔王】「お主らにはすまぬがヨハネスを殺した事を報告しなければと思い待たせておったのだ」
【ハクビ】「なんや、それだけかいな。ならもう帰ってもええか魔王様?」
【魔王】「うむ。皆のもの待たせて済まなかった。もう帰ってもよいぞ」
と言い放つとハクビはクウロになにやら合図をしたようでクウロはそれに気がついたのであった。
ハクビは、先程のいた部屋にて待機していると突如と姿を見せ
【クウロ】「ハクビ、何のようだ?お前はヨハネスの死体が偽物だと気がついてたな?」
【ハクビ】「その件は、奥龍に始末するように伝えた。それよりもだクウロ、俺と手を組まないか?」
【クウロ】「奥龍?先程の男の名前か。って手を組むとはどいう事だ?」
【ハクビ】「何、魔王を殺し俺たちで新たな魔王国を作り上げるのだ。どうだクウロ?お前にもいい話だと思うが。なんせ危険な実験を禁止され歯痒い思いをしているんだろ?新たなる魔王国を作れば実験も自由にできる」
【クウロ】「成る程。ただ魔王を殺す事はお前に出来るのか?」
するとハクビは懐から何やら白い水晶を取り出し
【ハクビ】「これで魔王の魔力を封じ込める。そうすれば簡単に殺せる」
【クウロ】「ハクビ‥お前は誰と手を組んでいる?」
【ハクビ】「おっと、それ以上は何も言わね方がいいぞ。死にたくなければな。お前は手を組むか組まないかどちらかを答えればいい。組まなくても殺しはしないが今話した事の記憶は消させてもらう」
少し考え
【クウロ】「‥分かった手を組もうではないか。但し成功した暁には必ず俺専用の実験場をよういしろよ。それが嘘であれば俺は容赦しない」
【ハクビ】「あぁ。お前が本気を出せば俺も不味いからな。そこは確実に守るさ。それと、ドロム。立ち聞きとは悪い子だな。出てこいよ」
するとドアが開き
【ドロム】「楽しそうな事を話してるね。僕も参加させてよ!!楽しい事が起こるんでしょう?君たちについていけば楽しそうだからさ」
【ハクビ】「楽しい事はいっぱい起こるさ。ならドロム俺の為に働いてくれ。そうだな‥先ずは俺等の話を盗み聞きして魔王に伝えようとしている、サニーラスを殺してこい。」
【ドロム】「はいはい、了解だよ!!すぐに殺して戻ってくるから」
と言いドロムは地面に溶けその場から姿をけしたのだった。
【ハクビ】「さて、ドロムとりあえず2日後に作戦を開始するからそれまでは何事もなくふるまえ。俺はもう少し準備することがある。ドロムはお前に任せる」
と言うと足元に魔法陣が展開しその場から姿をけし残されたクウロは椅子に座りドロムが任務をこなすのを待つのであった。
話は少し戻りサニーラスは自分の領地の城に戻ろうと魔法陣を展開しようとしたが、
【サニーラス】「そういえば、何か最後の時ハクビとクウロは何か合図か何かを送ってたような気がするわ。凄く気になる‥帰る前に盗み聞きしようかしら」
と言い背中からコウモリを一匹召喚し、そのコウモリを放つのであった。そして少ししてコウモリが2人を発見し中にははいらず外の天井に張り付くコウモリ。そして話を聞いていると魔王を殺す事を聞き、
【サニーラス】「えっ?魔王様を殺す?このままだと不味い。急いで魔王様に伝えなくてはいけない。念話するしかないわ」
と言い念話を試みるも何かに阻まれ
【サニーラス】「阻まれた?まさか聞いていた事がバレた?なら直に魔王様の所に行くまで」
来た道を引き返し魔王がいるであろう場所に向かうのであった。
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