第3話 多分、何も考えてなかったんだと思います

 初めて作った料理【炒り卵】


 スクランブルエッグを細かくしたような物だが、私が作ったのは砂糖多めでとっても甘い。


 ごはんで出すというよりカテゴリー的にはおやつでした。


 兄弟、家族は美味しいと言ってくれて嬉しかったのを覚えています。その為、しばらくの間、作り続けていました。


 


 あの日も、私は炒り卵を作っていました。


 家にある中で一番大きなお皿に盛りつけて、ラップをかけて、それを持って家から出ました。


 雨が降っている中、向かった先は、近所に住んでいる同じ学校に通う同い年の女の子の家。


 何を思っていたのだろうか。


 喜んでもらいたかったのか、それとも・・・

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