学校の先生をお母さんと呼んだ
こころもち
第1話 多分、痛かったと思います
子供の頃、近所にちょっとした屋外アスレチック施設がありました。
高さの違う鉄棒・雲梯・平均台・はしご登り等々、複数の運動設備があり、支柱のほとんどが木製でできていました。
自然さをイメージしていたのか、研磨・カンナ掛けをした滑らかな作りではなく、表面がガサガサしたデザインでした。
今では、老朽化もあって無くなってしまいましたが、当時は運動もさることながら、鬼ごっこ・高鬼・障害物競走といった、子供達の遊び場にもなっていて、私もその内の一人としてよく遊んでいました。
ある日、大人でもちょっとジャンプしないと届かない様な高さの鉄棒に挑戦しようと、子供なりに支柱をよじ登ってぶら下がった事がありました。
そのまま、手を放して、 ストン と降りればよかったのに、登って来たように支柱にしがみついて、レスキュー隊員よろしく滑り降りたんです。
ブチブチブチブチブチッ!!!!
木の表面をむしり取るような音をさせながら、地面に着いた直後。
体の前面・・・特に股間に激痛が走りました。
残念ながら近くにトイレが無かったので、一緒に遊びに来ていた友達から隠れて、ズボンの中、パンツの中を確認したところ
大事な所に木が棘として数本刺さっていました。
大きな怪我も無く、色んな意味で騒ぎにならなかったのでバレていなかったんだと、事なきを得ていましたが、
緊急だとしても
【人目を避けて股間を弄る】
バレていたとしたらどう思われていたのでしょうか。
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