第22話

「ガメーーーーー」と咆哮したボス部屋は部屋全体が振るえている。

「ふむ、あれはビッグアイアンタートルというAランクの魔物みたいだな!」とダンジョン攻略の為購入したドーラダンジョンbookを取り出しボスの情報を見て呟いた。

「大きな亀だな~!」

「ガウ~」

「これ体長何メートルあるのよ!?」

そうこのエリアのボスは体長が約20メートルあるのだ。

「これなら的が大きくて殺りやすいな!ふん!」とボスの真上に一息で跳躍し、甲羅のほぼ中心に拳を打ち付けるアレン。

「ガ!?ッガメー」とボスは悲鳴を上げながら倒れ泡の粒子となって消え、ドロップアイテムのアイアンタートルの甲羅が残るのみとなった。

「ふむ、こんなものか?」

「父さんスゲー!今の技は何て言うの?」

「ん?あ~あれはな…父さん特製ビッグ甲羅割りってな!」

「いや、絶対今考えたでしょ!」

「ロイドあれは父さんのオリジナルの技よ、本当は武道家系統の職種が使う瓦割りって言う防御力の高い相手に放つ武術よ」

「へぇ~そうなんだ!ねぇ父さんまた今度その技教えてよ!」

「分かった旅の途中の暇な時にでも教えてやるよ!」

「やったー♪」

「ハイハイ!次の階層に行くわよ!」

「ホイホイ~」「分かった」「ガウ」と言う事で一行は次の階層に歩を進めるのだった。




  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る