ゴリゴリの純文学:真花の黒歴史への応援コメント
こんばんは。
僕は自作の小説を初めてネットに上げた当時、
「これをアップしたら絶対話題になるぞ。ク〇リプがいっぱい来るに違いない」
と自意識過剰な勘違いをしていたので、真花さんのように公募で落ちて落胆したり、独特のタグを付けたりするくらいは充分健全な方だと思います。ちょっと過激な言い方かもしれませんが、誰にも求められていないのに自分の空想を不特定多数に読んでもらおうとしている時点で、小説投稿サイトに集まる人間なんてみんな素面じゃないですよね。そのおかげで素晴らしい作品の数々を読めているわけなので、無根拠な万能感もあながち間違いとは言い切れないのかな、などと都合の良いことを思っています。
「ゴリゴリの純文学」というタグに苦言を呈した人が実際どういう意図だったかは分かりませんが、僕が個人的に思うのは、タブでも紹介文でも、作者自ら「これはゴリゴリの純文学です!」と宣言していたら、ゴリゴリの純文学者以外は文句を付けられないように思えるだろうな、ということです。真花さんからするとそんなことないと思われるかもしれませんが、純文学に疎い僕としては、純文学は総じてエンタメ性を軽視しているイメージがあり、一読しただけではよく分からないことも多いように思います。単純に言葉や文章が難しいというよりは、読者が純文学愛好者としての特殊な感受性を持っていることを前提としているようなイメージです。もちろん、純文学には純文学の面白さがあるわけですが、他のジャンルの小説と違い、純文学(たとえば芥川賞受賞作)に文句を付けると、
「分からないのは作品が悪いのではなく、あなたがバカだからだ」
と言われそうで、怖いしムカつくし面倒くさい、という人は少なくないのではないでしょうか。純文学についてこのような(偏見まじりの)イメージを持っている人からすると、真花さんの作品が実際に純文学かどうかとは別に、「ゴリゴリの純文学」というタグが付いていること自体に近寄りがたさを覚えるのではないかと思います。
長文失礼しました。
作者からの返信
あじさいさん
なるほどそうか「健全」か、と納得しました。胸をもっと張っていいのだなと思いました。
「無根拠な万能感もあながち間違いとは言い切れない」、これは創作にとって強い言葉だと思います。もっと自由であっていいのだなと思いました。
「ゴリゴリの純文学者以外は文句を付けられないように思えるだろう」
「『ゴリゴリの純文学』と言うタグが付いていること自体に近寄りがたさを覚える」
そう言うことだったのかも知れません。私としてはそう言う意図は全くなかったのですが、看板が壁になっていたと言うことですよね。今後似たようなことを企てるときにはこの視点も重視したいと思います。
読んで頂きありがとうございます。
真花
ゴリゴリの純文学:真花の黒歴史への応援コメント
ゴリゴリ大いに結構
そもそも小説は芸術なんだから、
表現であり、主張であり、表明なんだから
実際真花さんの作品群は、純文学といっても問題ないと思うし、ゴリゴリつけてもいいんじないかなと思いますけどね。
作者からの返信
帆尊歩さん
泣きます。
「純文学といっても問題ないと思うし、ゴリゴリつけてもいい」なんて、嬉し過ぎます。自分でそうだと思っている、そのつもりである、のと、そうだ、と言って頂くのにこんなに違いがあるんですね。
これからも純文学をやっていきます。
読んで頂きありがとうございます。
真花
編集済
ゴリゴリの純文学:真花の黒歴史への応援コメント
真花さんのタグに「ゴリゴリの純文学」というタグが付いていることは知っていましたが、「ゴリゴリの」というところは、あまり気にしていませんでした。重厚な文体で、人間の心の闇みたいなものを描いている小説が純文学、そんな認識も一般的にあるような気もしますが、私も個人的には真花さんのおっしゃるように「言葉に出来ないものを言葉で表現する」ことが純文学、というかそれが広く小説なのだと思います。確かに「ゴリゴリ」という語感からイメージされる作品内容はあるかもしれませが。それでも、小説投稿サイトで不特定多数に読んでもらえる環境というのはうれしいですね。私は昔、自分の書いた小説を友達に読んでもらったり、プリントアウトした小説を馴染みの飲み屋さんに置かせてもらったりしていました。たまに、感想をいただけました(笑)。
作者からの返信
@sakamonoさん
「言葉に出来ないものを言葉で表現する」が小説だと言うことを、同じように考えていらっしゃることに、力を貰うと言うか、それがいい、そっちに進みましょう、と言われたような心強さを得ています。
小説投稿サイトは私もありがたいと思っています。作品は読まれて初めて作品になるのだと思います。それを提供してくれているのだから。
馴染みの飲み屋さんに置かせてもらったとのエピソード、かっこいいです。
読んで頂きありがとうございます。
真花