僕が大好きな君へ

らそまる

第1話 はじまりの予感

「ねぇ君、名前なんて言うの?」


真夏の太陽の輝きが、ぎらぎらと目の前の彼女を照らしていた。


ミステリアスな雰囲気をまとっていて、とても可愛らしい顔をした彼女は、満面の笑みで僕にそう問いかけた。


林康二はやしこうじ、君は...?」


「私はねぇ、鈴野海すずのうみって言うんだ!B型のおとめ座でーす!!」


元気過ぎるぐらいに彼女は聞いてもないことまでぺらぺらと話し始めた。


だいたい何故自己紹介などしてるのか、話は1時間前にさかのぼることになる。


僕、林康二は、高校二年生の夏休みを迎え、特に誰かと遊ぶわけでもない日々を満喫していた。


もちろん友達はいるけどね...。多分。


そんな中、流石に母が1歩も家を出ない僕を心配したのか、


「今日は昼飯ないから買ってくるなり食べてくるなりしてこい」


などと言うものだからしかたなく家を出ることにした。


重い体をいやいやベットから起こし、 家のドアを開けると、夏のなんとも表現しずらい生ぬるい匂いが身体中を駆け巡った。






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読んでいただきありがとうございます!!

初連載なので、評価していただけると泣いて喜びます✩ᴗ✩






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