アナウンスに混じった声とは

すごく興味のあること。

駅では、毎日多くの人が電車に乗り、そして降りている。

当たり前であるが、乗る人数と降りる人数は等しいはずだ。

しかし、降りる数が乗る人数よりも少なかった場合はどうだろう。

誰がまだ降りていないんだ、となる。

もしこういうことが起きた場合、駅ではどのような処理をするのだろうか。

キセルを疑うのが一番かもしれない。

しかし、になったとしたら?

どうなるのだろうか。


今回、紹介した「電車のアナウンスに混じった声」はそんな行方不明になった人の断末魔だ。

あの世とこの世を行き来できる怪異が、人を攫っている。

移動する際に、磁場に歪みが生じ、アナウンスに声が混じったのだ。

この怪異は、誰でも無差別に攫うわけではない。

あの世とこの世を実体は移動できない。

この怪異には人を殺傷する能力はないため、霊体になった人を攫うのだ。

そのような状況など、幽体離脱でもしない限りないように思われるが、実はある。


自殺だ。


自殺した人間から離脱した魂を連れ去っているのだ。

このような怪異に関わらないためには、死に自ら近づかないようにすることだ。

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