第3話 魔法は 童話の 中の かわいいもの ではない

仕事管理所で 何を するか 探している途中、後ろから 誰かが 声を かけてきた。ふかふかな服装で、汚れた 長靴に 太ももまで 来る マントを 着た人だった。自分を 工事現場の 職員だと 紹介して 話を する、この人が 住んでいる 世界で 何か 大きな 工事に 必要な資材を 運ぶ 人が 必要だそうだ。 配達手段が あるか 聞いてみると、魔法で 解決できるので 心配 いらないという、それなら 品物の 配達も 魔法で できるのでは? と 考え 聞いてみたら 魔法だけで 配達すると 風で飛んでいくとか、配送されている 物を 誰かが 盗んでいくとか 何かを 理由に 配達が まともに できないから

配達が まともに できたのか 確認が 必要だから 配達員が 必要と、話を 聞いて 職員に 仕事を 引き受けることを 報告する。 職員の 案内に 従って 確認書を 作成し、仕事が 終わると 確認書に サインをもらう事になる。 移動手段も また 魔法で 解決されるようだ 移動魔法スクロール というのを もらった、 これを 使えば 作業場に 瞬間移動が 可能で 配達仕事をし、報酬は 管理所を 通じてもらう。


その 理由は 俺の ように 世界を 移動して 働く 人には その 世界の お金を もらっても その 世界でしか 使えないので 普通に 困る、だから 管理所で 保管して 各世界で 使う お金に 両替できる。最近は ヘルメスが 世界の 共用貨幣を 作っていて、それを 使う 世界も あるが、まだ共用貨幣が 受け入れられない 世界も ある、今 仕事に 行く ことに なった 世界もまだ 共用貨幣が 受け入れられなかった 世界の 一つだ、 ヘルメスが 世界を つなぐ仕事を 始めたのも 最近の 事で ある上、世界の 中には ヘルメスの 仕事を 信用できない 世界も 多い。

行ったり 来たりする ことが 多い場合 それだけ いろんな世界の お金を 持っているように なるから それだけ 面倒くさいけど 仕方ないと思う。俺のように 世界の 移動者に とっては、公用貨幣が うれしいことでは あるが、だからといって ヘルメスを 信用できない 世界も 当然だろ 実際、地球も また 宇宙人の 存在を 信じられなかったから。


通行口を 通って 通行管理人に 通行証を見せると、管理人の 横に 浮かんで いる 本が パラパラと 動きながら、魔法文字に 見える 何かが 本に 入った。 管理人に この 世界で しては ならない 注意点を 説明を 聞いて 出たところは、正統RPGゲームと呼んでも 過言では ない 世界だった。 様々な 種類の人々が きらめく何かに 囲まれて その中には 火 水に囲まれた人たちがいた、 あれが 言わば 火の魔法や 水の魔法と 呼ぶものだろう 空を飛ぶ 人もいるのに、その 方法が 様々で ある人は ほうきに 乗った人と、背中に 翼が ついている人に ほうきも翼もなく宙に浮いている人も、その人の 周りに 風が 強かったから おかげで 髪の毛が ぼさぼさになった


ぼさぼさになった 髪を整えながら 魔法移動スクロールを 使えば いいのだが どうやって 使うんだっけ、 とにかくスクロールに 巻かれている 紐を 解いてみよう。 スクロールに 巻かれている 紐を ほどいたら、スクロールが 光ってきて、気が つくと 工事現場の 入り口の ように 見える ところに 立っていた。左側に 塔のように 見える 建物を 建てていて、その右側に 建物資材を 人々が 資材を 塔に 移していた 俺が 働く 場所が あそこみたいだな。


資材を 運ぶ 人たちの そばに 熱心に 何かを 記録する 人がいて、声を かけて みると工事現場で 働いている 人の数を 管理する人だったから 彼に 確認書を 見せて 仕事を 始める。 資材移動は 荷車に 一定個数を 入れて 塔に 移す、これを 5時間 すれば 今日の 仕事は 終わりだ。 荷車には 荷物の 重さを減らす 魔法が かかっていて 運ぶのに 楽に なるとはいえ、重労働が 少し 楽に なった 程度なので かなり苦役だ


仕事を している 人たちに 聞くと 、塔は 星座を 見るのに 使われるそうだ、星座を 知ることが 魔法を 使うのに 役立つそうだ、魔力という力が ない 種族は 魔法を 使う ことはできないが、魔法の 荷車みたいに 魔法が かかっている 道具を 使うことは 可能で この世界の 通路で 見たように 魔法は 幻想的なものだと 思っていたが 思ったより 生活に 使われて いるようだ。物を 運んだり 物を作るのも 魔法のようだ 魔法で 物を 作るのもなかなか 大変らしい , 魔法と 縁のない 地球人の 俺としては、自分の手に 触れている 魔法の 荷車も不慣れだ。俺の ように 魔力の ない 種族も かなり いるようで、作った 物を 移すのは 俺のように 魔法を 使えない 人たちに させるようだ

各自の 苦労が あるようだが、魔法を 使う人と 使えない人の 間の 衝突が あるようだ、この塔も 魔法を 使うか どうかに よって する 仕事が 違うので、働く 人たちも 不満を 持っている 人が 何人か 見えた、 やっぱ どの 世界にも 問題が あるんだな


重労働を しているのでなければ 魔法を 使うことに 浮かれるだろうが、今は ただ 荷車を 引くのに 疲れていくだけだ 早く仕事を終えて 家に帰りたい お腹も空き始めると 思いながら 働き、ついに 仕事が 終わる、工事現場の 職員に 確認サインを もらい、管理所に 仕事が 終わったことを 報告して 報酬をもらった 今度の仕事は かなり急だったのか それなりの 報酬を もらった、 重労働は 大変では あるが その分 報酬は 受けるから たまにする 程度は 大丈夫だろう 体は 痛いが。

管理所 近くにある 宿所 兼 飯屋に入って 軽くお腹を 満たして 明日は 何の 仕事を しようか 今度 稼いだ お金で 何日か 休んでも いいんじゃないか と 思いながら 眠りに つく事にする

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る