戦闘開始

盗賊の攻撃を奇麗にかわすイグナルト、それに負けずに盗賊たちはイグナルトに剣を振り下ろすが一向に当たる気配がない、まるで空中に浮かぶ鳥の羽を切っているようだった。


「おいおい、さっきまでの威勢はどうしたんだ?」

「このクソガキがぁぁ」


剣を持った男がイグナルトに向けて剣を大きく振り上げたその隙をイグナルトは見逃さなかった、剣を振り上げた男の横をすり抜けるように通った、その瞬間に男が唾を吐き倒れ込んだ、イグナルトは通り去る直前に木の棒で男の腹を強く殴ったのだ、的確に急所を殴られてようで地面に倒れ込んでいた、


残り7人、、、、、、、


(汚いな、、、)

「クソ、一人やれた、」

「おい、こんなもんか?」

「次は俺たちの連携攻撃を見せるぞ弟者」

「おぉ、兄者」

(なんだ、、この雑魚そうな奴らは、、、)


先ほどの兄弟らしき二人の攻撃がイグナルトを襲う、二人はコンビネーション技が得意のようで一人が攻撃をするともう一人がその攻撃の避ける位置を予想して攻撃する、その繰り返しで相手の体力を奪いなながら翻弄させる戦術だろう。


(なに、こいつら、弱すぎ、、、)


イグナルトは余裕だった、相手の攻撃は一見隙が無いように感じるがそれは間違いであった、確かに戦闘に慣れてない者からした凄まじい攻撃かもしれない、避ける位置に攻撃が来るのだから避けても避けてもキリがない、

しかしこのような相手の対処法は簡単であった、攻撃が避ける位置に来るなら逆に避ける位置を調節すれば、任意の場所に攻撃を誘導する事も可能である、なのであえて追い込まれてるように見せ、相手にチャンスを見せると相手はそこに食いついて来る、イグナルトは攻撃をかわしながら攻撃を誘導する、二人はイグナルトを挟み打ちにした、二人の短剣はイグナルトに向けて攻撃し始めた、それをかわす為にしゃがみ込む。。


「「ぎゃああ」」


2人の短剣は互いの肩に刺さり戦えなくなった


残り5人、、、、、


「くそ、もやられたか、、、」

(え、今のが傭兵殺しかよ)

「残りの者は一斉に攻撃しろ」


剣を持った男2人と弓を持った男2人がイグナルトに攻撃を始めた二人の剣を持った男がイグナルトに近接攻撃をし、残りの弓使いが隙を見て攻撃といった感じだった、イグナルトは先ほどの2二人の戦いのようにわざと隙を見せ弓攻撃を誘導した。その誘導につられた矢がイグナルトに飛んできたその矢を避けると矢は剣を持った男の手を貫通した、、、


残り4人、、、、


それに動揺した弓使いの男に石を投げつけ見事の頭に当たり気絶した、


残り3人、、、


残りの2人は怒り、攻撃が雑になった、イグナルトあえて高く飛び上がると弓の男がイグナルト向けて矢を放った、飛んできた矢をイグナルトはキャッチして空中で横に一回転し、弓使いに投げた弓使いの肩に矢が刺さる


(今、あのガキの光らなかった?)


残り2人、、、


イグナルトは着地すると動揺してる剣の男の首を木の棒で殴った男は気を失って倒れ込んだ、その際に力加減を間違え木の棒を折ってしまった、


残り1人、


「へぇ、言うだけの実力はあるそうだな、だが奴らを倒した所でオレは倒せない、武器も壊れちまったみてぇだしな、、」

「そうだな、、でもお前が一番弱そうだし素手で十分だ、、」

「このガキがぁぁぁ」


リーダーらしき男はイグナルトに向けてハンマを横に大きくふるがイグナルトは足でハンマーを受け止め、弾き返しその反動でバク転をした、その際に男の顎を強く蹴り飛ばし脳をゆすった、相手は目を回し地面に倒れ込んだ。


残り0人、、、完全制圧完了


「おい、まだやるか?」

「クソ、、、」

「今なら逃がしてやるから、さっさと行きな、その代わり二度とオレの前に現れるなよ、」


盗賊たちは文字通り尻尾を巻いて逃げい行くのであった、イグナルトは先ほどの戦闘では準備運動にもならなかった様子だ、盗賊達が去るのを確認しイグナルトは馬車に戻った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る