バント無双。野球部でゴミだった俺がバントホームランが出来るようになった

激 辛

第1話

俺はいつもパシリにされていた。


試合には全然出せて貰えないし、確かに俺は下手くそ過ぎる。


だから、試合に出られないのは仕方がなかった。


 

そんなある日だった。


チームの一人が負傷して交代で出ることになった。


代わりに俺がバッターとして出ることになった、



サインを確認する。


レッドボールになって無理矢理出塁しろ。


とサインが出ている。



野球って無理矢理ボールに当たりに行くの禁止だぞ!!


・・・っ!!くぅ、何も期待されて無さ過ぎる!!下手くそだから仕方ないけど!!


そして、ストライク!!



サインを確認をする。


オイ!!当たれよ!!


いや無理だよ、ど真ん中だよ。見るからに当たりに行くのがバレている。


そしてツーストライクになる。


レッドボールのサインが出てるし、当然振ることは許されていない。



サインを確認する。


バント!!



流石に諦めてくれたかぁ・・・



と言うかチャンスじゃん!!バントだけど・・・


せめてバントくらいは出来ると証明したい!!


塁に誰も出てないけど。




そして、俺は見事にバントを成功・・・


させられず、ボールは上に向かってしまった。


失敗した。やっぱり俺は下手くそのご・・・



ボールは全く落ちることをせず、センターの頭上を超えて、そのままホームランを出した。



そのあり得ない光景に選手、監督、審判、観客、全てがフリーズして思考が止まっていた。

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