第5話

義姉視点


「優と話をさせて下さい。おねさん」


「お姉さんじゃ無いって言ってるじゃない」


「そうなの??じゃあ、お姉ちゃんはなんなの?」


「私は、本当にゆうのお姉ちゃんだよ」


「でも俺にお姉ちゃんなんて居なかったよ」


ダメだ、優の年齢からだとまだ記憶を失って居る頃だ。


だから、私が姉だとうまく認識出来てない。


「お姉さん、契約しましょうよ」


「・・・っ何よ」


「優を独占しないことです。じゃないと今の優に私が都合よく話しても良いんですよ」


「・・・っ」


・・・く、ぶがわるい・・・


「分かったわよ」


「ありがとうございます。じゃあ早速、優、一緒に今から遊ばない?」


この泥棒猫が


「え、俺これからお姉ちゃんとお出かけするから。ごめんね春ちゃん」


優!!やっぱり最高の、弟君だよ!!

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