終末タスク
脳幹 まこと
タスク消化1
俺には三分以内にやらなければいけないことがあった。
設計書のレビューが三五、会議出席が一二、各方面のデータ収集、報告書作成が二八。小さいものも全部合わせるとざっと一五〇。
これらがすべてが三分以内に消化すべき俺のタスクである。
優秀だからではない。今時のシャバに生きる人間はみんなこの程度のタスクを背負わされるのだ。終わっても終わっても積み上げられる作業の山。
得られる賃金なんて雀の涙だが、別にそんなことは良いのだ。どうせ使うヒマなんてありゃしないし、そもそも今時金を使ってどうこうするなんて時代でもない。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます