第2話

勿論全員と離れられた訳じゃない。


「お前、女に囲まれて羨ましいねぇ」


「でしょ!!優しい大好きなお兄ちゃんなんだ」


夏が喧嘩口調でヒロに言い返す。


「・・・そうだな。流石に羨ましいよ。夏ちゃん俺の彼女にならない」


「・・・キモ」


今夏だけじゃやくて、春と他の人もそう思った。


「ねぇ、優君。本当だったんだね。・・・下ネタばっかりって」


「うん」


「酷いね」


「おい、何コソコソ話してるんだよ」


「いや、そのぉ、優くんが大変だったんだなぁって」


「さっき下ネタとか言ってたけど高校生だと普通だろ」


聞こえてたのかよ


春「いちいちキモいね。別に下ネタは良いんだけど、言い過ぎたり、タイミングはあると思うよ。」


俺もよく春にそんなふうに愚痴ってたなぁ


「別にいいじゃん。(きぃ)ああ、分かったよ。」


流石に春に睨み勝てず、ヒロは戻っていく。



夏「お兄ちゃん、本当に大変だったんだね」


優「・・・うん」


ノリに全くついていけなかったんだよね。下ネタとか誰と誰がしたとかそんなネタばかりで・・・


春「・・・優君もう、大丈夫だよ。流石にもう前みたいなクラスじゃないからね」


うん、本当に地獄だった。クラスはもう終わった。


と言うかさっきの発言で、明らかに周りの女子がコショコショ話をしており、引いてることに気付いてない・・・のかも

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