クリアカラー=無色…で…いいのよね…

突然のコスメトーーーーーーーーーーーク。


テケレンテンテン ツンツンツン…(←お好きなBGMを流して下さい)


私が化粧というものをするようになったのは、30代を過ぎてから。


きっかけはよく覚えていないけど、当時の自分の「メイク」に対するイメージは、母親のメイクしている姿のみ。

・コンパクトを開けて、四角いベージュのスポンジで、固形ファンデーションを顔全体にポンポンつける。鏡はコンパクトの内側についている。

・「まゆずみ」という眉毛用鉛筆で、眉を描く。

・口紅をつける。

おわり。


やってはみたが、なんか昭和な顔になる。

平成風になるにはどうしたら?

流行りの化粧品って、どこに売ってるの?

ドラッグストア?なぜ薬屋さんに?まあいい。え、無印でもある?え、100均にも?

わからないことだらけ。

調べるとするか。ネットで…


ファンデーション塗り方リキッドタイプ二十代三十代年代別クッションパウダリーグロウつや肌スキンケア発想セミマットカバー力すっぴんメイク風CCクリームとBBクリームがひとつにSPF25PA++

待って待って待って!

どこの国の呪文だ。

わかる言葉がない。

こうして、いちから勉強するハメになった。

相談できる人もおらず、独学で手探り。やっぱりネットで。


アイブロウ=眉毛、だから、アイブロウパウダー=まゆずみの粉になったやつ、ルーセントパウダーとルースパウダーは同じ、プレストパウダーはルースパウダーを固めたやつで、フェイスパウダーはこれもルースパウダーと(呼び方統一せんかい)、アイブロウはアイシャドウではない、アイカラーはアイシャドウ(…だからなぜ呼び方が複数も…涙)


勉強なので、全然楽しくない。

やっと用語に慣れてきて、余裕が出てきたのは、ここ数年である。

こういう「学校で教えてもらえないスキル」って、みんなどうやって身につけるんですか。

こういう時、芥川龍之介の短編「たね子の憂鬱」を思い出す。


今の私?

おかげで相当詳しくなったわ!何でも聞いて!

「眉ティントやってみたいかどうか」?

眉ティント?眉…ティント…?

ア、アイブロウペンシルじゃだめなの?

                   2024.3.18




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