第16話 針を飲む
私という人格はきっと、砂の入ったコーヒーのようなものだ。
朝露を飲み干そう。そうすれば寒くなくなる。寒さなんて忘れる。
あなたがいなくとも基本なんでも進む。気負う必要なんてない……なんて言葉、なーんか違うんだよなあ。
落ち葉の匂い、あまーいような森の匂い。あれ、好きなんだよな。なあ、風よ。それ、運んでくれてもいいんだよね。
夜風に当たろう。今日あった全てを忘れるように。また思い出して殻に閉じこもらないように。そして明日の無事を星にお祈りして寝よう。
そんなもんがあればな。
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