優視点

なんだったんだろう。マジで

「あの、優君」

冬さんが入って来る。

「聞いてたの？」

「はい、あのぉ・・・そのぉ」

「いや、別に盗み聞きしてたのは怒ってないし、むしろあの状況を悪化させないように待機してくれて助かったよ。」

「・・・ありがとうございます。・・・その優君！」

「何？」

「私は優君は普通じゃないと思います！！」

「・・・」

「優君は、私のこと唯一褒めてくれて人ですし、お金もたくさん持ってますし、なにより高校生でアイドルのプロデューサーなんて凄いです！！こんなの全然普通じゃないです」

まさか、俺の思っていたことをまんま言ってくれるとら

「はい！！だからその普通の感覚がおかしい・・・脅されて優君を落とした私が言うのは何ですか・・・見返せるようにこれからも頑張ります！！」

冬さんの顔を見て思った。これはいつのまにか俺だけの復讐じゃないんだなと・・・脅されて、人を階段から落とすことをしてしまった冬さんの戦いでもある訳だ。

「そうだね・・・頑張ろう」

「はい！！」

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