第15話 毒薬

コンコンコン

「ああ、いいぞ。開けろ」

「入ります、ボス。お茶です」

ボスである俺は、毒薬班のリーダーに強く当たっていた。

「お茶じゃなくて、例の毒薬はどうなった?」

「はい、もう完成しました!」

「本当か?できたとしても、証拠も出ないのか?」

「はい!出ません。ちなみにそのお茶は、ミルクティーです」

「なっ・・・!ミルクティーは、俺に大嫌いなお茶だということを知ってるだろう!」

「あ、そうでした・・・すみません!」

「でも、飲まないのはもったいないな。飲ましてもらおう。」

「嬉しいです・・・ちなみに、作っていた毒薬、一つ問題が・・・」

「なんだと?言ってみろ」

「水やお茶に入れて混ぜると、白く濁ってしまうんです」

「・・・!」

俺は気がついたが、もう遅かった。

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