第5話 めしつかいの妖精さん
私には、何でも言うことを聞いてくれる妖精がいる。
ただし、毎回毎回お金を払わなければいけない。
まあ最近は払ってないけど。
でも言うことを聞いてくれる。
私は今、テレビを見ている。
外の工事音がうるさくて、音が聞こえない。
「妖精ー。テレビの音量上げてー」
でも、反応しない。
だから私は声を荒げて
「テレビ!音量!」
と叫んだ。
すると、妖精が動いた。
音量を上げてくれたと思いながらテレビのほうを見ると、ものすごい顔をした怨霊がこっちを見ていた。
「うわあああ!」
私は気絶した。
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