第3話 お友達が誘拐されました

「はあ、はあ・・・」

私は、荒い息をつく。

ぽむ、と、肩を叩かれた。

顔を上げると、警察官。

「助けてください!お友達が誘拐されました!集団誘拐です!私の目の前で、どんどん死んでいって・・・私だけ、逃げてきたんです!」

「そっかそっか。怖かったね。じゃあ、とりあえず交番行こっか」

私は涙が溢れた。

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