______第2期 開幕。
第1章 愛しき双龍
あれから数年。施設はいつも通り明るい雰囲気に包まれている。だが 同じ施設にいるのに 会わなくなる人も増えた。政宗さんやナポレオン達には当分会ってない。
あれから色々あったが 今思い出してもあまり記憶は鮮明では無い。
それは日常の慌ただしさに追われた日々と その後に待つ幸福に夢中で他に目が向かなかったからだろう。だが今は胸を張って言える。あの時の選択は間違いでは無かったと。
その時。ドアがノックされる。
総監「誰?
謙信「私だ。」
謙信だ。自分からこの部屋に来るなんて珍しい。取り敢えず部屋に招き入れる。
総監「どうしたの?」
謙信「少し...相談事だ。」
何やら頬を赤らめている。すると静かに話し始めた。
謙信「その...はっ..恥ずかしいのだが...こっ..恋をしてしまった..んだ。」
総監「謙信が恋を..。相手は..信玄?」
謙信「違う。その...まっ..」
総監「ま?」
謙信「...政宗..だ。」
総監「えっ!?」
まさかの政宗さんに恋をしていた。確かに最近この施設で恋愛沙汰が多くなって来た印象が強い。まぁ期間的にもそろそろカップルが出来始めてもおかしくは無い。だがまさか謙信と政宗さんが恋仲になるとは。
謙信「自分でも...何故惹かれたか解らないのだ。私が同性の政宗に惚れるなんて...。何故か...政宗を考えると鼓動が...顔が...熱く..!」
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