第5章
コペルニクス「私に作戦があるんです。んまぁ任せて下さいよ。」
その不敵な笑いは作戦成功を確信していた。彼女が去ってから 再びジャンヌを見つめる。見た目は完全にジャンヌだ。個人的にはジャンヌだと信じたいが コペルニクスの言う事も否定は出来ない。取り敢えず待つ。皆はジャンヌと楽しそうに会話している。すると後ろから足音が聞こえた。
コペルニクス「皆さ~ん!お楽しみ中すみませんね~。今からジャンヌさんに私からプレゼントがありま~す。」
そう言うとコペルニクスはジャンヌに近付いた。
ジャンヌ...?「コペルニクスからプレゼントか~嬉しいな~!」
コペルニクス「それはそれは。私からはこの十字架の剣を差し上げます。こんな風にねぇっ!」
彼女はジャンヌを剣で突き刺した。
ダヴィンチ「コペルニクス!?」
信玄「何をしているコペルニクス!」
コペルニクス「皆さん!私じゃ無くてジャンヌに注目して下さいよ~!」
そして皆がジャンヌに視線を向けた。その途端。突然ジャンヌから黒い煙が噴き出した。
政宗「これはっ...G.Pを倒した時に出る物質..!?」
ヴァスコ「ジャンヌじゃ無かった...って事..?」
皆唖然としている。
コペルニクス「まぁ初めから気付いてましたがね私は。だから刺した。それだけです。まぁともかく..この物質を調べれば スコルピオの居場所が大体分かるでしょうねぇ。」
横のダヴィンチは開いた口が物理的に塞がっていない。そして皆の頭上には?マークが浮かんでいるだろう。
コペルニクス「私はもう用済みですので これで失礼致しますよ。一刻も早くジャンヌさんを助けなくてはいけないんでしょう?では さようなら。」
そう言って彼女は去った。
秀吉「取り敢えず..あれはジャンヌに化けたG.Pって事で良いのか?」
家康「多分そういう事だな...」
コロンブス「あたし達もジャンヌを助ける準備するよ!コペルニクスの事だから早めに終わらせて来るだろうし。」
政宗「あぁ..そうだな..。」
皆準備を始めた。ジャンヌ救出への準備は着々と進んでいる。此方も総監として最善の策を練る。すると政宗さんが話しかけて来た。
政宗「総監。少し良いか?」
総監「政宗さん..何かありました?」
政宗「総監...お前に私のこれを預けたい。」
彼女が差し出して来たのは菱形の青い宝石だ。
政宗「この宝石には私の力が籠められている。いざと言う時の切り札として使って欲しい。そして対スコルピオの時は 私を指令して欲しい。私はお前を信頼している。」
総監「分かりました。」
政宗「ありがとう。」
そして丁度良いタイミングでコペルニクスがやって来た。
コペルニクス「皆さん。望遠鏡の改造が終わりましたよ。あと ジャンヌに化けたG.Pからの物質を調べた所 何となくスコルピオの潜んでいる場所の予想がつきました。」
信長「流石だな。コペルニクス...でそのスコルピオの潜伏している場所は?」
コペルニクス「そう遠くはありません。私が調べた結果...ダイナの荒地にいる可能性が高いです。」
ヴァスコ「分かったなら今すぐ行こう。」
そして皆でダイナの荒地へ向かう。スコルピオとの決戦が始まる。スコルピオの潜伏場所を探す為にダイナの荒地へやって来た。一刻も早くジャンヌを救出するために。
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