7 なんてかっこわるいんだろう
ありふれた神が俺の目の前に現れて言う。
「お前を定型にして転生させます」
俺は「お願いします!」と喰い気味に答える。
神「即答?マジ?正直カミングアウトして手当貰ったほうが楽だよ?」
俺「したくありませんお願いします」
神「言っておくけど、他の非定型の仲間を同じようにはできないよ?」
俺「俺に仲間なんていません」
神「君に優しくしてくれた人も居たでしょ?」
俺「そいつらには一生会えないようにしてください。自分のようなクズには耐えられないほど苦しいので。お願いします」
神「……ネタバラシすると、君にその『個性』を受け入れて欲しくて言ったんだ」
クソが。
綺麗事だけで救われる人間なんてないんだよ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。