第19話

あの2匹は何をしてるのかしら?


まぁ、関係ないけど。


お腹いっぱいになったし、出すもの出して、もっかい寝ましょ。


ん~、出かけるのはめんどくさいけど、寝床の傍にはしたくない。


安心して出来るところって、結構少ないのよね。


しないと辛いし、行くんだけどさ。


よっと、この裏にっと。


明るくなりかける頃にいつも人間がごそごそしてるけど、この時間は居ないのよね。


多分、人間の食べ物が埋まってるんだろうけど…美味しくなさそう。


端っこなら見つからないし、他のやつらも来ないし、寝床から一番近いし、やっぱここよね。


ふ~、すっきり。


さ、寝床に…って、また見つかるかしら?そろそろ、いなくなる時間だと思うんだけど。


入れなくなっても困るし、しょうがないか。


サッといって、パッと逃げて、スッと寝床に駆け上がろっと。


「あ~、速い~」


「そりゃ、猫だからな」


「寝床とおトイレ、用意したよって言いたかったのに~」


「言葉が解るわけないだろう。置いておけば、気に入ったら使うさ」


「気に入らなかったらどうしよう?」


「そりゃ、そん時だろうよ」


「う~~~」

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