第5話 ちょっとその前に仕事の話。

 これはにわとりか卵か、なんですが。

 まあ、クラウドワークス経由で在宅仕事をしてるんですよ。

 アルファポリスのインセンティブ稼ぎは何と言ってもバクチ要素が大きいですから、確実な金になるとは限らないんですわ。

 あ、今書いてるこいつも、引っ越し関係が近付いたらアルファにも転載します。


 まあ何というか、ものっ凄く肉体労働をずーっとやってきたんですよ。

 オフィスワークはまず外見が無理、という問題がありましてね。

 ……まあ、正直清掃員ですらそのユニフォームを身体の動きが辛いからと着崩す奴が、どれだけ続けられるか、と言えばもう上との関係を良くしていられるかどうか、ということだけなんですね。

 で、そこに働きに行くのに片道5㎞チャリ+2駅ですよ。

 そして5時間くらいぶっ通し肉体労働。

 腰をやって辞める人もずーっと見てきまして。

 残っているのは「定年がないから」という人が沢山。

 そして新規の人が居着かない。

 まあだからこそワタシが居られたんだとは思いますよ。どうしても「動きづらい」ユニフォームに抵抗してしまうというような奴でも。


 清掃用のユニフォームってのはTシャツもしくはポロシャツ+スラックスですがね、ワタシの尻と太ももと腹だとそー簡単には入らないのですよ。

 入ったとしても、ぎちぎちで動けない。

 そういうサイズ、っていうのがホントにユニフォーム業界では見当たらない。

 なのでもう、古くなった奴を2本使って継ぎ合わせて自分用を作ってました。

 見た目はよろしくないですよ!

 それでも「それっぽく見える」奴を作ってみた訳ですよ。

 何とかこの身体でも動けるように。

 でもまあ、そういうのも限界があったという訳ですね。求められる動きにも、行動にも無理があった。

 これはお互いに、ですね。


 そんな予感があったからこそ、在宅ワークを何とか段取りつけた訳です。

 そんで在宅ワークで何とかなるなら、どこに行ってもいいじゃないか、と思った訳ですよ。

 そして何処かに引っ越すというのは、前の職場を辞めるには非常に良い理由にもなりましたしね。

 そうでないと、また何かの拍子に人手不足で呼び戻される可能性がありましたから。


 まあそういう世の中にやっとなってくれたのはありがたいですよ、全く。


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