部屋でひとり
さよりんの部屋で、ひとり。
「絵でも描こうかな~」
って思った。
さっきまで歩きまわってたベネツィアの街の風景や、そこにいる人たち、それから鳥さんたちのことを描きはじめた。
ベネツィアの街も、独特な風景だからなー。
絵に描くには、めっちゃ面白い街だ。
わたしは、絵を1枚描くと、必ず絵の、だいだい右下くらいに、わたしのサインも書く。
『あやなっち』
って、平仮名で書いている。
でも何回書いても、幼稚園や小学生の頃に書いてたような文字になってしまう。
だから今日は、さよりんの部屋で、わたしのサインの練習をすることにした。
いろんなパターンで
『あやなっち』
って書いてみた。
書いてるうちに、だんだん、ちょっとはカッコ良い文字になってきてるみたい。
流れるようなピッチで、絵の一部のように
『あやなっち』
って書けるように、なってきた気する!
そして、そのあと下着姿になって、さよりんの部屋で、ひとりで、まったりと、さよりんの帰りを待ってる。
タンスに、さよりんの可愛い下着もあったから、ちょっと着けてみた。
めっちゃ可愛い下着いっぱい持ってるな~。お師匠さん。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます